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内藤礼「信の感情」がリニューアルオープンした東京都庭園美術館で開催

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Category: exhibition

約3年間の大規模改修工事を経て、リニューアルオープンした東京都庭園美術館で、現代美術作家の内藤礼の新作展「内藤礼 信の感情」を11月22日(土)から12月25日(木)まで開催される。修復とクリーニングなどの工事で、本来の美しさを取り戻した本館では、内藤による「人」シリーズの作品10点が鏡や窓の前に設置され、新館のギャラリー1では、「color beginning」シリーズの作品10点を中心に展示。

本館の展示風景:

「『見る』ということは、それはそれであると認め、信じるということ。目差しを送ること。その時、私が見ている対象もまた、そちらに静かな目差しを向けていることに気付く」。

旧朝香宮邸の部屋にあるガラスと鏡の前に、内藤礼による小さいな「人」たちがただ静かに立っている。鑑賞者が素敵なインテリアを観賞している時、ふっと彼らに気がつき、目を合わせることで、お互いの存在、リアルであることが確認できる。また、室内にある鏡の多くは、旧朝香宮邸が建設された当時から使われてきたもの。小さいな「人」たちは鏡を通して、過去と現在のできことを見つめ、鑑賞者が彼らと目があった瞬間、そこにある時間の積層も伝えてくるとも感じる。

唯一部屋の真ん中に立っている「人」は背光で、一日中顔が見れない。でも、きっと彼はこの空間にある全てを見ているだと内藤が思う。

また、もう一つのリニューアル記念展「アーキテクツ/1933/Shitokane:アール:デコ建築をみる」も同時開催される。修復された本館と新築された新館とともに、リニューアルの映像や工事のためにリサーチした貴重な資料なども展示される。

修復された「香水塔」

新館の外観

新館の構想には、日本を代表する現代美術家の杉本博司をアドバイザーに迎え、本館からガラス壁のあるアプローチを通り抜けるとホワイトキューブな現代的展示空間が現れる。波板ガラスは日光によって、豊かな表情を表し、地面に投影する影の形の変化も楽しめる。

内藤礼 信の感情

会期:11月22日(土)〜12月25日(木)

会場:東京都庭園美術館 新館ギャラリー1及び本館

http://www.teien-art-museum.ne.jp

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