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第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展、日本館出展アーティストは塩田千春に決定

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Category: exhibition, news

左:第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際芸術展、日本館キュレーターの中野仁詞;右:出展アーティストの塩田千春

2015年5月9日(土)から開催する第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際芸術展、日本館の展示内容は5月29日に発表された。出展作家は塩田千春、キュレーターは神奈川芸術文化財団学芸員の中野仁詞が選ばれた。2007年に神奈川県民ホールギャラリーで開催された塩田の個展「沈黙から」で、2人はダイナミックな空間演出を生み出した。今回は、子どもの写真、映像作品と2艘の舟、赤い糸と数万本の鍵を用いるインスタレーション新作、「掌の鍵」を展示。

「掌の鍵」模型写真 2014年 Pthoto: Sunhi Mang

日本館の2階に当たる展示室に舟を2艘設置し、天井から鍵を結んだ赤い糸を垂らす。人間の掌にも連想できる舟が、記憶を蓄えた鍵を受け止め、運んでいくように感じる。1階である野外のピロティの展示は2階の展示を支えるようなイメージで、子どもの掌に鍵を載せた作品を3点と、生まれた直後の記憶を語る2、3歳の子どもの映像作品、「どうやってこの世にはどうやって来たの?」を4つのモニターで展示する。

「私たちにとって鍵とは、大切な人や空間を守るという身近にあるとても大事なものであり、また、扉を開けて未知の世界への行くきっかけをつくってくれるものでもあります。そんな想いから、今回発表する新作インスタレーションには、皆さんの色々な思い出と沢山の毎日の歴史が積み重なり記憶が宿った鍵を使いたいと思っています。会場で作品を作りながら鍵をご提供いただいた皆さんの記憶と私の記憶がまず初めに重なっていくことでしょう。そしてその重なりあった記憶は、ビエンナーレを観に来る世界中の人々が持ってくる記憶と交錯し、お互いに感じあいながら新たなコミュニケーションをつくってゆく機会になってゆくことと思います。」と、塩田千春が語った。

「掌の鍵」2014年 Pthoto: Sunhi Mang

また、今回インスタレーション作品に使う鍵は日本、ドイツとイタリアで募集する予定。詳細は日本館ヴェブサイトをご参照。

第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際芸術展

会期:2015年5月9日(土)〜11月22日(日)

http://2015.veneziabiennale-japanpavilion.jp

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