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この夏、大竹伸朗4つのプロジェクトが始動

Category: exhibition

4月24日に東京さぬき倶楽部で行われた記者発表会で各プロジェクトについての意気込みを語る大竹伸朗

 1980年代初頭に新しいペインティングの旗手として鮮烈なデビューを飾り、現在も精力的な活動を続けている大竹伸朗(東京、1955年〜)。ペインティング、立体、写真、本、印刷物、音など、多様な表現方法を駆使して、質・量ともに比類無い作品を生み出し続けている。今年、2013年夏にはそんな大竹伸朗の活動にフィーチャーしたプロジェクトが4つ、ほぼ時期を同じくして開催されることになった。4月24日には、東京さぬき倶楽部にて、その活動を明らかにする記者発表会が行われた。

 この4つのプロジェクトの先陣を切るのが、6月1日からはじまる第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展への参加。今年のヴェネチア・ビエンナーレの企画展はマシミリアーノ・ジオーニ(ニューヨーク、ニュー/ミュージアムアソシエイトディレクター、展覧会担当ディレクター)がアーティスティックディレクターを務め、「IL PALAZZO ENCICLOPEDICO(The Encyclopedic Palace)」(万物のすべてを包括した知)をテーマに世界から150人余のアーティストを招待。大竹のライフワークともいえる「スクラップブック」全66冊を、近年では欧米で見せる初めての機会となる。

 続いて、7月13日からは香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で「大竹伸朗展 ニューニュー」が始まる。宇和島へ移住し25年を経て新しい局面を迎えつつある「大竹伸朗の現在」に焦点を当てた、久々の大規模な新作展。同館の吹き抜けスペースをいかした巨大な立体作品や、絵画、平面など新作および未発表作品が公開される。

 そして7月17日からは香川の高松市美術館で「大竹伸朗展 憶速」が始まる。「憶速」とは大竹伸朗による造語。「記憶」「移動」「速度」「時間」といったキーワードを切り口に、様々なメディア・モチーフの大竹作品をクロスさせながら大竹伸朗とは何ものか、表現とは何かに迫る。これまでの特徴的な作品シリーズに加えて、新作、近作、未発表作品もあり、また初公開のスケッチブックも紹介する。

 さらに7月20日、10月5日からはじまる瀬戸内国際芸術祭2013の夏・秋会期。こちらでは、女木島に設置された「女根/めこん」が公開に。休校中の女木小学校の中庭を作品化し、島内外の人々が訪れる拠点とすることから構想された。  4つのプロジェクトに向けて最終調整に入りつつある大竹伸朗さんのアーティストインタビューは「美術の窓」7月号(6月20日発売)で掲載する予定。

 

大竹伸朗 2013年夏 4つのプロジェクト

第55回ヴェネチア・ビエンナーレ

  • 会期:6月1日〜11月24日
  • 会場:セントラル・パビリオン、ジャルディーニ

大竹伸朗展 ニューニュー

  • 会期:7月13日〜11月4日
  • 会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

大竹伸朗展 憶速

  • 会期:7月17日〜9月1日
  • 会場:高松市美術館

女根/めこん 瀬戸内国際芸術祭2013/夏・秋会期

  • 会期:夏・7月20日〜9月1日、秋・10月5日〜11月4日
  • 会場:女木島
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